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放課後になると、制服のまま外に出る時間がいちばん好き。
鏡に映る制服を見ると、今日もちゃんと学校生活を終えたんだなって、少し安心する。
この制服、正直言うとすごく可愛い。
スカートの形も、袖の感じも、着ているだけで気分が上がる。

友だちと別れたあと、すぐに家に帰らずに、少しだけ街を歩くのが私の日常。
駅前の通りはいつも人が多くて、制服姿の私たちもその中に自然に混ざっていく。
ショーウィンドウに映る自分を見るたび、「あ、今JKなんだな」って思う。

コンビニに寄って新しいお菓子を見たり、文房具屋さんで可愛いペンを眺めたり。
特別なことはしなくても、制服で街を歩いているだけで楽しい。
歩くたびにスカートが揺れる感じも、今しか味わえないものだと思う。

夕方になると、空の色が少しずつ変わって、街もやわらかい雰囲気になる。
その時間帯がいちばん好き。
可愛い制服で、少しだけ寄り道して、何でもないことを考えながら歩く。
それだけで、今日という一日がちゃんと大切な思い出になる気がする。

家に帰る前の、この短い時間。
JKとして過ごす、普通で可愛い放課後。
たぶん大人になったら、きっと思い出すんだろうなって思いながら、今日もゆっくり歩いている。