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JKの放課後、制服とちょっと怖い出会い

今日は、ちょっと疲れたな〜。でも放課後は、なんか特別な時間。

教室の窓から差し込む夕陽が、制服のリボンをきらっと光らせる。うちの制服、やっぱり“可愛い”って思うんだよね。紺のセーラーに白いライン、リボンは赤で、スカートの丈もちょうどいい。他の学校の友達に「ほんとにその制服、可愛い〜!」って言われてちょっと嬉しかったんだ。

アヤカとミホと、今日は商店街の方に寄り道することにした。制服のまま、みんなで歩く放課後って、本当に青春って感じする。

「ねぇ、タピオカ飲みに行こうよ〜!」
「駅前のとこ?あそこの黒糖ミルク、めっちゃ美味しいやつ!」

制服姿でわちゃわちゃ歩いてると、遠くからバイクの音が聞こえてきた。ふっと振り向くと、信号の向こうに数人の男の人たち。…あれ?なんかちょっと…怖いかも?

髪が金髪で、制服も着崩してて、明らかに“普通の高校生”じゃない。ジャージ羽織ってタバコの煙も見える気がして、内心ドキドキ。でも、視線が合った瞬間、そっちがニヤって笑ったのが分かって、ぞわってした。

「ちょ、アヤカ…あの人たち、ちょっとヤバくない?」
「うん…あんま関わんない方がよさそう…」

でもタピオカ屋さんって、そのちょっと先なんだよね。引き返すのもなんか変だし、なるべく自然に歩くふりして、通り過ぎようとしたら――

「お〜JKちゃんたち、かわいい制服だねぇ。どこの学校〜?」

いきなり話しかけられて、心臓が飛び出そうになった。怖い、でも声には出せない。ミホがすっと私の腕を引っ張ってくれて、ただ「すみません!」って一言だけ言って、小走りで逃げた。

心臓バクバク。やっと曲がり角を過ぎて、見えなくなったとき、みんなで「はぁぁぁ〜〜〜っ」って一斉に息吐いた。怖かった……けど、なんかこういうのも、“放課後の一コマ”って感じ、しない?

「うちら、めっちゃドラマの中みたいじゃない?制服で不良に絡まれるとか(笑)」
「やめてよ〜笑ってるけど、ほんと怖かったんだからっ!」

笑いながら、でもちょっとだけ、背筋がゾクっとする夕暮れの商店街。制服のスカートが風にひらっと舞って、なんとなく、自分たちが“守られてる存在”なんだなって感じた。

制服って、ただの服じゃないんだよね。可愛いって言われるけど、その中にいろんな意味が詰まってる。だから、壊されたくない。守りたいって思った。

結局、別の道を通ってコンビニ寄って、アイス買って、公園のベンチでぺろぺろしながら喋った。

「でもさ、うちらの制服って、ほんと可愛いよね」
「うん、可愛いし…守ってくれる気もする」
「制服パワー、ってやつ?」

ふふ。そんなこと言って、今日も一日が終わっていく。

制服のまま歩いた放課後。ちょっと怖くて、でも大切な、そんな思い出。